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インタビュー

経済学研究科 博士後期課程 経済学専攻 新井 海斗さん


経済学研究科 博士後期課程 経済学専攻(在学中)
勤務先:名古屋市立大学 医療経営部 経営分析課 ※令和7年度時点

この研究科を選んだ理由を教えてください

名古屋市立大学医学部附属病院の病院管理部経営課に在籍していた際、病院経営に関する統計資料に触れる機会が多くありました。一方で、医療や経済に関する体系的な知識や研究経験は十分ではありませんでした。 そこで、医療と経済を理論と実証の両面から体系的に学びたいと考え、経済学研究科(医療経済マネジメントコース)への進学を決めました。

博士課程に進もうと思った経緯、いつごろから考え始めましたか

博士前期課程(医療経済マネジメントコース)に進学した春頃から、博士後期課程への進学を意識するようになりました。 指導教員である中山教授から研究テーマについてご指導いただく中で、自身の研究テーマをより深く掘り下げ、理論的・実証的に発展させたいと考えるようになったことが、博士後期課程進学の大きなきっかけです。

どのような入試対策をしましたか

関連する先行研究を、可能な限り毎日一本読むことを目標に取り組みました。また、語学力の向上を目的として、定期的にTOEICを受験していました。

研究テーマとその魅力について教えてください

私の研究テーマは、「PPP(官民連携)が公立病院の効率性に与える影響」です。

病院事業は非営利事業であり、とりわけ公立病院は政策医療として、不採算医療やへき地医療などを担う役割が求められています。そのため、医業収益などの財務指標のみで病院経営の良否を判断することは必ずしも十分ではないと考えています。

そこで、「効率性」という観点から病院運営の状況を評価することで、病院側の経営努力を適切に捉えるとともに、設置主体である自治体が財政支援を行う際の判断材料となることを目指しています。また、官民連携による経営形態が、直営病院と比較してどのように効率性に影響しているのかを明らかにする点に関心があります。

博士・博士後期課程で学ぶメリットやアドバンテージを教えてください

指導教員から論文執筆に関する継続的な指導を受けられることに加え、学会報告や学術誌への投稿機会が増える点が大きなメリットです。 学外の研究者からもコメントや助言をいただく機会が増え、研究の質を高めるうえで非常に有意義だと感じています。

授業や研究の面白さはどこにありますか

授業では、理論を体系的に学べるだけでなく、教員や他の学生とのディスカッションを通じて、多様な視点やアイデアに触れられる点に面白さを感じています。

研究においては、先行研究を踏まえながら仮説を立て、検証を通じて新たな知見を見出し、それが理論的に妥当かどうかを検討する過程に難しさと同時に大きなやりがいを感じています。

身に付いた知識・スキルを教えてください

データリテラシーや経済学的思考力が身に付き、日常生活や業務で目にするデータや事象についても、根拠を確認しながら批判的に考える姿勢が養われました。

入学してみて大学院生活のイメージとのギャップはありましたか

指導教員をはじめ、多くの先生方が手厚くサポートしてくださるため、大学院生活に対するイメージとの大きなギャップはありませんでした。

経済的な不安、卒業後の就職への不安はありましたか

経済的な不安はありましたが、各種支援制度を活用することで対応しました。

奨学金や補助金などの制度を活用されましたか

名古屋市立大学では、本学職員を対象としたリカレント教育支援や、業務に関連する教育投資としての補助金制度があります。これらの制度を活用させていただいています。

院生生活でもっとこうしたらよかったな(こうしたいな)、ということがありましたら教えてください

私が所属しているゼミは学生数が多く、孤独を感じることなく研究に打ち込めています。一方で、他ゼミの学生とも関連テーマで研究会や勉強会を行い、より幅広い知見を共有する機会があれば、さらによかったと感じています。

在学中の学修や取り組みが現在の仕事にどう影響していますか

在学中に培った、データの内容を正確に理解し、適切に活用する能力は、附属病院群の経営分析に携わる現在の業務において大いに役立っています。

仕事やアルバイトと学業・研究を両立するコツを教えてください

まずは家庭や職場の理解を得ることが重要だと考えています。そのうえで、限られた時間を有効に使うため、学業・研究を優先した計画を立てています。また、一日一歩でも前進できていることを実感できるよう、日々の記録を残すことを心掛けています。

子育てや介護と学業・研究を両立するコツを教えてください

家庭内で話し合い、役割分担を明確にしています。平日は仕事や研究に比重を置きつつ、土日祝日は育児や家事を担当するなど、メリハリをつけています。また、日頃から家族への感謝の気持ちを言葉で伝えるようにしています。

今後の目標や、これからのキャリアについて教えてください

まずは博士論文の執筆に向けて研究を着実に進めていきたいと考えています。

また、博士論文のテーマから派生した関心分野についても研究を継続し、将来的には研究と実務を融合させる形で、本学に貢献できればと考えています。

後輩や同じ道を目指す方へのメッセージをお願いします

進学のきっかけは些細なことでも、大きな目標でも人それぞれだと思います。ただ、研究の道は長いため、「知らないことを知りたい」という好奇心や探究心を持ち続けることが何より大切だと感じています。

研究が思うように進まず、焦りを感じることもあるかもしれません。そのような時は、指導教員や大学職員など、周囲に相談してみてください。真剣に悩んだ時間は、必ず研究成果につながっていくと信じています。

道は一つではありません。ぜひ、自分が面白いと思える道を進んでください。

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